みんなが看護師を志したきっかけ

とある看護師求人サイトが実施したアンケートによると、看護師になろうと思ったきっかけで最も多かったのは「手に職をつけたい」という理由でした。
実際、看護師の国家資格があれば、一生働き続けることができます。
「転職に困らないスキルがほしい」「結婚・出産をしても自立して働ける」といった思いを叶えることが可能であり、特にライフスタイルが変わりやすい女性にとっては大きな強みになります。

その次に多かったのが、「身内や知り合いに看護師がいた」という理由でした。
素早く病気や怪我の手当をする様子などを目の当たりにして、憧れを抱く人は多くいるようです。
人を助ける姿に尊敬の念を抱き、誰かの役に立ちたい、頼られる心強い存在になりたいと感じることは、不思議なことではありません。

3位以降には、「昔から憧れていた」「自信の通院・入院の経験」といった理由がランクインしていました。
憧れていた人の中には、医療ドラマや映画を観て、興味を持つようになった人も多くいるようです。
ただその場合、実際に働いてみて医療ドラマと現実のギャップに驚かされるケースが少なくないため、注意が必要です。

このほかには、「人の役に立つ仕事がしたかったから」「看護師が人手不足と聞いて、自分が貢献したいと思った」などの理由も寄せられています。
人によって看護師を志すきっかけは異なりますが、看護師は医療の専門職として一生働くことができ、人の役に立つやりがいのある仕事です。
その反面、人手不足による多忙、患者さんの命を預かるプレシャー、夜勤・残業による長時間労働など、大変なこともあるものです。
もし、苦しさが目立ち、「辞めたい」と感じたときには、上記のような看護師になろうと思ったきっかけを思い出してみるのも良いかもしれません。